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こんにちは!
小学校給食の栄養士を3年ほどやっていたさゆたです。
センター給食ではなく、小学校内に厨房がある職場です。
今回は私が小学校の厨房で3年働いた経験談をお話しようと思います。
私は給食委託会社で嘱託社員として働いていました。
なので市の職員とかではないのでその辺は注意です。
食数は400くらいの職場でしたのでそのあたりも踏まえていただければと思います。
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Contents
学校給食は休みが多い
学校給食がある日が基本出勤となるので土日祝は当然休みです。
1か月の出勤日数が20日ある日の方が少ないんですよね。
だいたい18日か19日くらいの出勤なので圧倒的に休みが多いです。
休みが多いので自分の趣味に時間を使ったりすることも簡単です。
ちなみに私は管理栄養士の資格試験を一生懸命していました(゜o゜;
この休みの多さは学校給食の魅力の1つと言えると思います!
夏休みや春休み、冬休みも休みであり、長期休暇が取れる
さらに私は日給の嘱託社員だったので夏休み、冬休み、春休みは基本的にお休みです。
掃除をするために休みの間4日間くらい出勤するだけです。
学生でもないのに夏休みが1か月近くあるなんて魅力的ですよね。
休みの間に旅行に行くも良し、資格の勉強をするのも良し、自分のリフレッシュのために時間を使うことが出来ます。
ただし給料も出ないのがデメリットなんですが、この間に夏の短期バイトをしている人もいましたのでなんとでもなります!
基本的に学校給食に残業は一切ない
お昼のご飯を作るだけに全力を注いで仕事をし、お昼ごはんを食べてからは返ってきた食器や食缶、ボールを洗ってあとは明日の準備をします。
パートさんたちも15時くらいで帰ってしまいますし、ほぼ時間内に作業が終わります。
作業後は事務所で今日の反省をしながらお茶タイム…午前中の忙しさとは裏腹にゆっくりとして定時ダッシュで帰ることが出来ます。
学校給食の1日のスケジュールはこちらに書いています。
学校給食は子どもと触れ合うのでやりがいが持てる
「給食の先生!ご飯美味しかったよ」
「今日の○○美味しかった!」
直接子どもと触れ合える職場だったので生の声が聞きやすく、それだけでモチベーションを保つことが出来ます。
病院や老人ホームだと塩分制限もあるので「美味しかったよ」と言ってもらえる方が少なかったので始めはとても驚きました(゜o゜;
学校給食は安全で美味しい食事を作ることが第一なので、美味しいと言って貰えるのは嬉しかったです。
そういえば今どきの小学生(低学年くらいですが)「給食の先生」って呼んでくれるんですよ。
めちゃくちゃ嬉しくないですか!?給食のおばちゃんじゃないんですよ。
はなちゃん
小学校給食は盛り付けをしなくて良く作るだけなので作業的には楽
食缶にクラス分詰めて配送したら後は生徒たちが自分たちで配ってくれるので午前中いっぱいを調理に使えるのは嬉しいですね。
病院時代に午前中内に
- 下処理
- 調理
- 盛り付け
- 後片付け
をしていたのが嘘のようです。
直営の管理栄養士さんも時間内で終わる献立を基本的に立ててくれるので、無理がありません。
献立によっては午前中もトイレ休憩やお茶休憩をする暇もあります。
献立も分かれていなくて1つの献立を指示書通りに400人分作る…とかなので作り間違がえることもありません。
小学校給食の職場は何人くらいで働くのか?
基本的には100人で1人増えると言った形でした。
その市では
- 100人の小学校→2人
- 400人の小学校→4人
- 600人の小学校→6人
といった出勤人数設定でした。
必ずその人数通り出勤しなくてはいけなくて、風邪を引いたので4人のところを3人で出勤して周す…ということが出来ません。
ちなみに私の働いていたところは400人程度の食数で4人で作っていました。
- 調理師(チーフ)1人
- 栄養士(私)1人
- 調理補助(調理師)1人
- 調理補助(パート)1人
という構成です。
学校給食の栄養士に有休はない(休めない)
そして調理師が1人、栄養士が1人、必ず出勤しなければならないので、例えば私が休んだら委託会社の他の職場の栄養士にヘルプに来て貰わなければならないんですよね。
つまり栄養士である私は基本的に休めません。有休も取れません。
1回インフルエンザになってしまい、それはさすがに休みましたが…(゜o゜;
基本休めないというのは辛かったです。
学校給食は厨房に冷暖房がないので夏は暑く冬は寒い
これは私の働いていた所が特殊だったのかも知れませんが、冷暖房がついていませんでした。
夏は当然30℃越えになります。
暑さ対策は扇風機もなく、窓を開けて網戸で通風のみです。
加えて我々の服装は調理服が決まっているので、それはそれはとても暑いです。
釜の前でお肉を炒めていると汗が吹き出ますよね。
夏は仕事後に着替えと汗拭きシートが手放せなくなります笑。
厨房内の温度が30℃以上になると食中毒になりやすいのは勿論なのですが施設の冷暖房は委託会社ではどうすることも出来ないので中々対策がされないのが現状です。
冬は冬でとても寒いので、背中にカイロ、靴下にカイロ。
ヒートテックに裏起毛にと制服の下は着込みまくっていました。
そしてお湯が湧いている釜に集まって暖を取る…。
夏と大違いですよね笑。
働くなら寒暖差は覚悟しておいた方が良いです!
仕事は調理メインなので栄養士としての成長はほぼない
ここで栄養士として成長しようと思っている方は小学校はあまり選ばない方が良いと思います。
なぜなら
- ほぼ調理しかしない
- 栄養士業務は検品や調味料の在庫チェック、書類チェックのみ
- 献立は立てない
- サイクル献立で変化もほぼない
からです。
栄養士経験としては良いんですが、その先栄養教諭になりたい方は委託会社ではなく市の職員を初めから狙った方が良いです。
逆に栄養士を取ったけど大変そうだから調理師と同じような仕事がメインでいい。
という方には抜群に向いている職場だと思います。
現に私も病院栄養士に疲れてしまい辞めた次の職場が小学校給食だったので、とても楽しかったですよ。
はなちゃん
美味しいより安全第一なのが小学校給食!
美味しいよりは安全に作ることが第一なので、調理、洗浄にはとても気を使います。
野菜はシンク3槽を使って3回洗いますし、使った食器や器具なども3回流して熱湯消毒します。
中心温度はもちろんちゃんと測りますし、測ってそのまま記録用紙に記入していきます。
↑えっこれ当たり前じゃないの?って思うかも知れませんが、他の現場に行くと後でまとめて書いていたり、時間帯もそこまで正確でなかったりします。
夏休みなどの長期休みになる前は窓や網戸まで全て洗浄し、器具や食器も全部出して洗い直し、釜もピカピカに磨きあげます。
委託会社なので、市の職員の調理場より衛生や洗浄に気を配っている気もします。
総合的に見ると学校給食栄養士はとても楽しいが入れ替わりは多い
子どもは可愛いし、ルーチンワークなので寒いや暑い以外にあまり辛いこともなく、職場の人数も4人と少ないけれどチームワークも取れていて、とても楽しい職場でした。
私は3年働きましたが、その間にパートさんは4人くらい変わりましたし、調理師さんも2人変わりました。
パートさんの時給は最低賃金だったので入れ替わりがちょっと多いかな?と思います。
あとは20kgの肉を持ったり、20kgのキャベツを茹でて運んだりと重いものを持つ機会が多かったので腰痛に悩まされていました。
腰痛ベルトが手放せなかったです…。
学校給食栄養士を探すならタウンワークがおすすめ
市の栄養士を目指すなら間違いなく市報をチェックするのがオススメですが、委託の栄養士を探す場合、タウンワークで「栄養士」と検索すると出てきたりします。
私も学校給食の栄養士を応募したのは折込チラシでしたので、毎週のようにチェックして求人が出ればすぐ応募するのが望ましいです。
それでは!
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